あれから21年。 昨今、創作物やそれを取り巻く環境の変化を目にする中で、「ものをつくる(作る・創る)」という 言葉の意味について考えさせられる機会が増えました。 物心がついた時から自身の中にあった「自らの手(力)で何かを生み出すこと」という 極めてシンプルで唯一の答えは、要さんをはじめとするものをつくる人たちの姿を目にし、 その背中を追うことで揺るぎのないものになりました。 勿論、今もその考えは変わっていません。 故に、これまではその言葉の意味に関して深く考えることもあまりなかったのですが、 ここ1年程の間に、万人が同じように考えているわけではないのだと思わされる出来事が 幾度もありました。 しかしながら、自分にとって 「ものをつくる」、「創作」 という行為は要さんたち先人が 時間を費やし、努力を重ね、文字通り人生を賭して積み上げ、守ってきた血の結晶に他ならず、 その先の今を生きる人間として覚悟を以て受け継いでいかねばならないものだと考えています。 能力に限界があるとしても、その限界を越えようとする力そのものには限界はない、 たとえ星に届かずとも天に手を伸ばし続けることができるのが人間の力であり、 ものづくりはそれを証明するための一つの方法であると自分はそう信じてやみません。 時間はかかってしまうかと思いますが、受け継いだものをかたち (作品) として届けられるよう、 今後も研鑽に努めてまいります。
現在の名前で活動をさせていただくようになってから20年が経過しましたが、その半分にも及ぶ 長い年月、名と身を伏せるが如く活動せざるを得なかったことについては慙愧に堪えません。 要さんとこの名を名乗ることを許してくださった方、そして、今も自分を応援してくださる方々に 対し恥じることなく、この先もその名と共に歩いていけるよう、道を阻むものと闘い、 より一層ものづくりに精進いたします。
コロナ禍 & 自身の仕事や体調の都合で、ここ数年、江の島詣でができておらず、 弁天様パワーもさすがに枯渇してきました(=w=; 次に時間を作ることができた際にはお参りに行かせていただきます。 |