20年。 毎年この日を迎えると時の流れの速さを痛感します。 要さん、アンミラの国内店舗なくなっちまいましたよ……(つw= あの年の年末、送ろうとしていた江の島詣でへの同行願いとアンミラ行きのお誘いを 兼ねたメールを送れなかったことが今でも心残りです。 江の島詣でには、その後、共通のお知り合いと赴くようになりましたが、 アンミラには、その悔いが邪魔をしてどうしても足を運ぶことができませんでした。 自身の為すべきことを為し、成すべきことを成せば、自分の今の名前を 自信を持って名乗ることができる。 その時こそはその名と共にパイを食しに行こうじゃないか…… などと 考えていたものの、20年という時間をかけても辿り着くことができませんでした。 最後の店舗が閉店し、その機会を失ってしまったことに対しては 忸怩たる思いがありますので、これを今後の戒めとし、より一層精進していく所存です。 (アンミラの話が長い)
同じく毎年感じることですが、月日の流れによる創作や創作活動を行う人間を 取り巻く環境、我々が身を置くネットの変化もより大きく加速しています。 その変化が良いのか悪いのかは人によって見方は違うでしょうが、 少なくとも当時の要さんが“楽しい”、“面白い” と感じるような 状況ではないように思います。 それでも彼ならば、自身の信念を貫き、その上でそこに自ら新しい楽しさや面白さを 生み出すに違いありません。 ともすれば、迷い、立ち止まるような状態に陥りかねない昨今の情勢にあって、 自分が、歩くべき道を常に一つとして今も足を進められるのは、 彼の背中を見てきたからです。 自分は、彼が創作に関して最後に願っていたことが “誰かや何かの為ではなく本当に自分の作りたいものを作りたい”、 “好きなものを自由に描きたい” というものであったと確信しています。 そしてそれは、自分が現在唯一抱いている願いでもあります。 鎖や柵にとらわれず、何者にも屈せず、自分の作りたいものを作り、 応援してくださる皆様に楽しんでいただくこと、自身の名と 彼が愛してくださったキャラクターと共にそれを成すこと、 これが自分の果たすべき宿願であり今とこれからを生きる理由です。 彼を知る人は勿論、知らない人にも、自分が彼から受け継いだものを 少しでも届けられるよう、今後もその想いを作品に込めていきたいと思っています。 |